洋楽パラダイス
私が中高校生時代に流行した洋楽の曲を振り返るブログです。80年代が中心で、大学時代に流行した曲もあります。本業は高校の世界史教師


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70~80年代の英国ロックを振り返る「英国ロックの深い森の入り口」というブログもやっています。本業は高校の世界史教師。



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ニュー・ヨーロピアンズ / ウルトラヴォックス
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 メンバーチェンジを機にメジャーへと踊り出たウルトラヴォックス80年のヒット曲。それまでアグレッシヴなエレクトロ・ミュージックを演奏していたウルトラヴォックスは、やや難解な部分もあり、一部の熱狂的なファンは獲得していたものの、メジャー・ヒットには恵まれませんでした。しかしリーダーでフロント・マンのジョン・フォックスの脱退を機に音楽的志向を軌道修正、エレクトロニクス風味は残しながらもポップでダンサブルな、メロディを重視するようになります。ジョン・フォックスに代わって加入したのは、元リッチ・キッズ~ヴィサージのミッジ・ユーロ。彼を中心としてリリースされたアルバム『ヴィエナ』からのシングルとしてヒットしたのがこの曲というわけです。といってもシングル・カットされたのは日本だけで、サントリーのウィスキー「角瓶」のCMに使われたことがヒットにつながりました。ちなみにこの日本盤シングルのジャケ写真はウルトラヴォックスとは何の関係もなく、テレビCMの1シーンです。




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プライド / U2
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 原題は「Pride (In The Name Of Love)」。高揚感と緊張感ではU2の曲の中でも随一でしょうね。84年に全米で33位まで上昇しました。3枚目『闘』(83年)までのプロデューサー、スティーヴ・リリーホワイトに替わり、ブライアン・イーノ&ダニエル・ラノワがプロデューサーとなった4枚目『焔』からのカットです。歌詞の「Early morning, April 4,Shot rings out in the Memphis sky, Free at last, they took your life, They could not take your pride.」の部分から分かるように、1968年4月4日に暗殺された、マーティン・ルーサー・キング牧師のことを題材にしています。「Free at last」というのも、キング牧師の有名な演説「私には夢がある」の一節から。12インチの裏ジャケにはキング牧師の大きな肖像写真が使われています。「betrayed with a kiss」というのは、新約聖書のユダのことですね。
 誰しも「人生の一曲」的な曲があると思いますが、私はこの曲かな。この曲がヒットした84年は、丁度大学受験を控えた高校3年生でした。センター試験(当時は共通一次と呼ばれていました)の1カ月前に目の手術をした私は、試験の2週間前に退院、当日は特別な問題用紙と解答用紙を使い、別室で一人だけの受験となりました。そのころ聴いていたのがこの曲。後半♪empty sky↑と上がる部分を聴くたびに勇気づけられたものです。
 日本で発売されたの12インチ(邦題『イン・ザ・ネイム・オヴ・ラヴ』)の元になったのはISX202(アイランド)という番号の12インチで、この盤に収録されている「プライド」は 7インチと同じ3分47秒。しかしISD202(7インチ2枚組)あるいは12IS202(12インチ)という番号の盤に収録されている「プライド」は4分40秒で、このロング・ヴァージョンはオーストリアのみでCD化されました。私はGEMMで見つけて購入したのですが、 16.50ドルと結構な値段でした。日本盤12インチには、ジョイ・ディヴィジョンを手がけたことで知られる故マーティン・ハネットがプロデュースした「11オクロック・ティック・タック」と「タッチ」が収録されています。「11オクロック~」は79年にリリ-スされたシングルよりもイントロが若干長いらしいです。





グロリア / U2
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  80年代に登場した数あるバンド中、最大のバンドがU2です。彼らと同時期に活躍したアーティストが次々と失速していく中で、常にトップ・バンドとしての地位を保っていた唯一のバンドだと言っていいでしょう。
 1981年にリリースされた彼らの2枚目のアルバム、『アイリッシュ・オクトーバー』は、当時売れっ子プロデューサーだったスティーヴ・リリーホワイトのプロデュースで、ニュー・ウェーヴを代表する1枚です。このアルバムからシングル・カットされた「グロリア」は、イントロのカウントから続く、冷気を切り裂くようなエッジのギター、深いエコーのかかったボノの力強いヴォーカルが素晴らしい名曲。中間部のエコー処理などは確かに20年以上前のNew Wave時代を感じさせますが、このヴォーカルとギターを、乾いたドラムとうねるようなベース・ラインのリズム・セクションがしっかりと支えます。サビの♪Gloria...in te domine♪の高揚感はいまでも色あせていません。