洋楽パラダイス
私が中高校生時代に流行した洋楽の曲を振り返るブログです。80年代が中心で、大学時代に流行した曲もあります。本業は高校の世界史教師


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70~80年代の英国ロックを振り返る「英国ロックの深い森の入り口」というブログもやっています。本業は高校の世界史教師。



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エヴリタイム・ユー・ゴー・アウェイ / ポール・ヤング
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 イギリス出身のシンガー、ポール・ヤングが1985年に放った全米No.1ヒット。オリジナルはダリル・ホール&ジョン・オーツです(80年のアルバム『モダン・ヴォイス』に収録されています)。グニョっとしたフレットレスベースに透明感のあるピアノがからむ印象的なイントロなど、なかなかよいアレンジです。ホール&オーツはこの曲をシングルにはしていないので、選曲のセンスもなかなかのもの。「甘めのブルーアイド・ソウル」のお手本的作品と言えるでしょう。


 
 甘いマスクにソウルフルな歌唱力とも相まってもこの時期のポール・ヤングの人気は凄まじく、84年の「ドゥ・ゼイ・ノウ・イッツ・クリスマス?」や翌85年のライヴ・エイドやなどでは大活躍し、85年5月、86年3月、そして87年4月と3年連続で来日しています。85年の来日時は(今は亡き)東京厚生年金会館止まりであったものの、同年9月に来日したハワード・ジョーンズが武道館公演を行ったことに触発されたのか、86年と87年は武道館で公演するほどの人気者でした。



Do They Know It's Christmas? スタートはポール・ヤング→ボーイ・ジョージ(カルチャー・クラブ)→故ジョージ・マイケル→サイモン・ル・ボン(デュラン・デュラン)というヴォーカルのリレーは、懐かしさを禁じ得ません。



1986年に英チャールズ皇太子が主宰した「プリンセズ・トラスト・コンサート」でジョージ・マイケルとともに「エヴリタイム・ユー・ゴー・アウェイ」を歌うポール・ヤング。ピアノはエルトン・ジョン。



現在でもコンスタントに活動を続けています。
 ポール・ヤングのオフォシャル・サイト [http://paul-young.com/]








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今夜もEAT IT / アル・ヤンコヴィック
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 ボニー・タイラーの「愛のかげり」でリック・デリンジャーに少し触れましたが、リック・デリンジャーと言えば思い出すのが、彼がプロデュースしたアル・ヤンコヴィック(Weird Al”Yankovic)の「今夜もEAT IT」(原題は「Eat It」)。マイケル・ジャクソンの大ヒットナンバー「今夜はビート・イット」(原題は「Beat It」)のパロディ・ソングで、本家をそっくりパロディ化したPVのおもしろさも手伝って、全米12位(「キャッシュ・ボックス」誌では4位)まで上がるヒットとなりました(1984年)。英語の歌詞内容が伝わらない日本でもこの曲が話題になったのは、PVのおもしろさあってこそでしょう。なお日本盤7インチに掲載されている歌詞の日本語訳はメチャクチャで、親子が夕食で会話しているという設定・内容です(訳詞クレジットは「みやざわあきお」となっています)。


マイケル・ジャクソン「今夜はビート・イット」


アル・ヤンコヴィック「今夜もイート・イット」


本家とパロディの比較

 アル・ヤンコヴィック版のPVでギターを弾いているのは、プロデューサーのリック・デリンジャー自身です(オリジナルは、ヴァン・ヘイレンのエドワード・ヴァン・ヘイレンが弾いています)。最後にアル・ヤンコヴィックの目が光るのは、マイケル・ジャクソンの「スリラー」のエンディングでマイケルの目が光るシーンのパロディです(イギリスではシングル盤のジャケット写真に使われました)。
 日本語版のWikipediaにあるとおり、アル・ヤンコヴィックは来日した折に「オレたちひょうきん族」に出演し、マイケルの「スリラー」のパロディが当時よく知られていた今は亡きウガンダ・トラ氏と夢の?共演を果たしました。


「オレたちひょうきん族」での「今夜もEAT IT」


ウガンダ版「スリラー」


 荒木飛呂彦氏のマンガ『ジョジョの奇妙な冒険』の第三部「スターダスト・クルセイダーズ」で、 ジョセフ・ジョースターがホンモノかどうかを確認するために発した質問が、この曲を歌っているのは誰か、という問いでした(マンガ中では「今夜イート・イット」になっているが、「今夜イート・イット」が正しい)。

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 日本語版Wikipediaにもありますが、アル・ヤンコヴィックはアコーディオン弾き語りによるポルカ演奏の名手で、さまざまなパロディソングを発表していますが、なかでも面白かったのが、クイーンの「地獄へ道連れ」(Another One Bites the Dust)のパロディ、「遅刻へ道連れ」(Another One Rides the Bus)です。


「遅刻へ道連れ」



 日本では一発屋と思われているアル・ヤンコヴィックですが、Wikipediaにもあるとおり、2014年にアルバムが全米1位となるなど本国では現在でも高い人気を誇っています。レディー・ガガやファレル・ウィリアムスなど有名アーティストも彼のパロディーを許可するなど、「アルにパロディーされたら大物」という感じです。


「Like A Surgeon」(マドンナ「Like A Virgin」のパロディ)


「Tacky」 (ファレル・ウィリアムス「Happy」のパロディ)
※Tacky=悪趣味な、ダサい、ウザい


「Perform This Way」(レディー・ガガ「Born This Way」のパロディ)






ロンリー・ハート / イエス
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 ブリティッシュ・ロックのプログレ四天王の一つ、イエスが放った84年の全米No.1ヒット。原題は「OWNER OF A LONELY HEART」。プロデュースは一時イエスのメンバーだったトレヴァー・ホーン。スティーヴ・ハウに代わって加入したトレヴァー・ラヴィンの起用は大成功。「テクノロジーを駆使した踊れるプログレ・ハード」というコンセプトをたてたのクリス・スクワイアの勝利でしょう。クラシックの素養が強いリック・ウェイクマンが、彼のコンセプトにそぐなわかなったことは十分理解できますね。またこの時期のイエスには参加していないスティーヴ・ハウが、同時期にリリースされたフランキー・ゴーズ・トゥ・ハリウッドの『ウェルカム・トゥ・ア・プレジャー・ドーム』にアコースティック・ギターでクレジットされてるのは色々な意味で興味深い気がします。
 ちなみに上の写真は、「洋楽パラダイス」封入のCD。このシリーズのCDジャケってオリジナル通りなんでしょうか?私が持っているガゼボとサヴァイヴァー、ベイ・シティ・ローラーズは、この箱の写真と違うんですが?
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 この曲は91年にCDシングルで再発されました。オリジナル・ヴァージョン以外に、それぞれイエスの代表曲からタイトルを拝借した「Wonderous Mix」「2 Close to the Edge Mix」「Not Fragile Mix」の全4ヴァージョンが収録されています。「2 Close to the Edge Mix」は「危機」イントロ部のSEが随所にコラージュされたミックスですが、原型をとどめておらず期待ハズレのミックスでした。期待ハズレというと、12インチ(B9817T)もそうでした。「RED AND BLUE MIX(OWNER OF A LONELY HEART)」は、ベースラインが延々と続いて、ヴォーカルは♪Ohhh....というだけで、「なんじゃこりゃ」って感じです。ただ現行CD『90125』(邦題『ロンリー・ハート』)は未発表だった「エクステンディッド・リミックス」が収録されていていい感じです。
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