洋楽パラダイス
私が中高校生時代に流行した洋楽の曲を振り返るブログです。80年代が中心で、大学時代に流行した曲もあります。本業は高校の世界史教師


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70~80年代の英国ロックを振り返る「英国ロックの深い森の入り口」というブログもやっています。本業は高校の世界史教師。



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ブギー・ワンダーランド / アース・ウィンド&ファイアー

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 EW&Fは50年近くにわたって活動している息の長いアーティスト。それゆえ、いい曲はたくさんあります。数年前に、日本で一番人気があるEW&Fの曲は?という企画があり、その時の1位は「セプテンバー」でした。
http://www.barks.jp/news/?id=1000079662
「セプテンバー」もイイ曲です。
ブラッド・ピットとケイト・ブランシェットが主演し、役所広司と菊地凛子が出演した映画『バベル』で、菊地凛子演じる耳が不自由な少女千恵子がディスコで踊るシーンで流れていたのも「セプテンバー」でした。

 「セプテンバー」は全米8位まで上昇しましたが(1978年)、「セプテンバー」以上のヒットとなったのが「ブギー・ワンダーランド」で、翌79年に6位まで上昇しました。





 大仰なホーンセクションとリズム、そして「with エモーションズ」とクレジットされている女性3人組のエネルギッシュなコーラス。
EW&F節炸裂といった感じのゴージャスなナンバーで、「ディスコでフィーバーしていた世代」のアンセムといってもいいでしょう。
個人的には、エモーションズのせいか、フィリップ・ベイリーの出番はごくわずかなのがちょっと残念(僕は「セプテンバー」のフィリップのファルセット・ヴォーカルが大好きなので....)。


中学生のころ、熊本放送で夜に放送されていたラジオ番組で、この曲をテーマ曲に使った番組があり、よく耳にしていました。私にとっていちばんなじみ深いEW&Fの曲は、この「ブギー・ワンダーランド」です。


このシングルのジャケットカードには「ジャンボシングルでも発売中!」という文字が印刷されています。「ジャンボシングル」という言葉に、時代を感じてしまいます。
12インチ収録のヴァージョンは9分あるそうですが、この7インチのB面はインストヴァージョンなので、12インチヴァージョンをリミックスしたときのマテリアルなのでしょう。

オフィシャル・サイト
http://www.earthwindandfire.com/
のトップページにあるモーリス・ホワイトが去っていく後ろ姿の写真と“The light is he, shining on you and me."という言葉が胸を打ちます。
ご冥福を祈るばかりです。





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噂の女 / エリック・カルメン

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 『ストレンジ・デイス』最新号(2014年9月号)にエリック・カルメンのインタビューが掲載されている。僕はこの人が書く曲がずごく好きで、バラードからポップ・チューン、そしてロック・ナンバーまでこなす類い希な曲作りの才能を持っている人だと思う。FMラジオで日曜日の夕方に放送されている「福山雅治SUZUKI Talking F.M.」でCM時のジングルで流れるハードなギターは、エリックが在籍していたラズベリーズの「ゴー・オール・ザ・ウェイ」のイントロである。
 高校~大学の頃好きだった曲で、いまではなかなか入手困難という曲がいくつかある。その一つが、エリック・カルメンの「噂の女」で、原題は「I Wanna Hear It from Your Lips」(85年全米35位)。この曲が収録されているアルバム「ERIC CARMEN」は唯一ゲフィンからリリースされた作品で、現在廃盤。もっともAmazonUSのマーケットプレイスでは70ドルくらいで出てるので入手できないことはない。それにYouTubeでも視聴できるので、まぁいつかは.....という感じでそのままだったのだけど、今年リリースされた2枚組のベスト盤「ジ・エッセンシャル」でついに音源化されたので早速購入。ただしこの曲が収録されているのは日本盤オンリーなんだな。







 「I Wanna Hear it from Your Lips, You Never Told Me」と思わず口ずさんでしまうキャッチーなメロディーの中に官能的な色気を感じさせる好ナンバー。歌詞の内容がユニークで「誰もがみんな、君は僕のことが好きだって言ってるけど、僕は君の口からそれを直接聞きたい、でも君は絶対言わないんだから」という感じの内容。何もかもが80年代。

 『ストレンジ・デイズ』はイエスとピンク・フロイドの特集にひかれて買ったんだけど...........スティーヴ・ハウが内田裕也に....。
ピーター・ウルフの「ライツ・アウト」が早くリイシューされますように。



ゲッティング・アウェイ・ウィズ・イット / エレクトロニック

エレクトロニック


 ニュー・オーダーのバーナード・サムナーが、元ザ・スミスのギタリストであるジョニー・マーと結成したユニット、エレクトロニック(Electronic)の1stシングル。1990年に全米で38位まで上がりました。チャートアクションはパッとしませんが、流れるような哀愁を帯びたストリングス、中間部のギター・ソロ、そしてペット・ショプ・ボーイズのニール・テナントがバック・ヴォーカルで参加するサビの部分♪ However I look it's clear to see.That I love you more than you love me~がなんとも切なく胸を締め付ける超名曲であります。誰でも知っている、という曲ではないですが、忘れ去るには惜しい曲。個人的にも思い出深い曲です。コンポーザーはサムナー、マーとニール・テナント3人の共作でクレジットされています。ドラマーはABCのオリジナル・メンバーで、ザ・ザでもマーとともにプレイしたデヴィッド・パーマー。彼はYMOのツアーに同行したことでも知られています。

YouTubeのオフィシャル・ビデオ
[http://www.youtube.com/watch?v=bSP1EPfXxsQ]




 エレクトロニックはこのシングルがリリースされた翌91年に1stアルバム『エレクトロニック』をリリースし、その後「忘れた頃にリリースする」かのように『レイズ・ザ・プレッシャー』(96年)、『トゥイステッド・テンダネス』(99年)と計3枚のアルバムをリリースして活動を停止しています。

 『ストレンジ・デイズ』2009年6月号掲載のスティーヴン・モリスとピーター・フックのインタビューを読む限り、ニュー・オーダーは解散はしていないようですが今後の活動は期待薄。二人が言及している未発表曲のリリースを待ちたいところです。一方のジョニー・マーは、ヒーラーズやモデスト・マウス、ザ・クリブスなどのメンバーとして活動しています。







ビリーヴ・ミー / ユーリズミックス
ユーリズミックス


 原題は「WOULD I LIE TO YOU?」。彼らの5枚目のアルバム『ビー・ユアセルフ・トゥナイト』からの1stシングルで、85年7月に全米5位、全英17位となったのヒット・ナンバー。ユーリズミックスにとっては、「スウィート・ドリームス」(83年1位)、「ヒア・カムズ・ア・レイン・アゲイン」(84年4位)に続く、3枚目の全米トップ10ヒット。この曲はそれまでの暗いエレ・ポップ路線から、アニー・レノックスのヴォーカルを全面に押し出したロック色の強い路線に移行した曲であり、稀代の女性ヴォーカリストである彼女の魅力が存分に味わえます、エビぞるほどカッコいいロック・ナンバーです。ユーリズミックスから何か1曲、と言われたら私はこの曲を選びますね。

 83年のグラミー賞ではアニーが男装で「スウィート・ドリームス」を歌ったり(ノミネートされていた新人賞はカルチャー・クラブが受賞)、「フーズ・ザット・ガール?」はアニーの男装が問題となり放送禁止となったりと、この曲以前のユーリズミックスは、アニーの性倒錯的なイメージとエレポップ的音楽性からカルチャー・クラブなどと同類に見られた部分もありましたが、この曲を以降はその音楽性の高さが高く評価されるようになります。『ビー・ユアセルフ・トゥナイト』からの第2弾シングル「ゼア・マスト・ビー・アン・エンジェル」(スティーヴィー・ワンダーがハーモニカで参加)や第3弾の「シスターズ・アー・ドゥーイン・イット」(アレサ・フランクリンとのデュエット)などの曲を聴くと、ユーリズミックスの高い音楽性を実感できるでしょう。

 ユーリズミックスはデイヴ・スチュワートとアニー・レノックスの男女二人のユニットで、1981年にアルバム『イン・ザ・ガーデン』でデビュー。奇妙なグループ名は、スイスの教育者エミール・ジャック=ダルクローズの提唱した音楽理論ユーリトミクス(Eurythmics,日本ではリトミックと一般的によばれている)に由来しています。ちなみにデイヴ・スチュワートというミュージシャンは別にもう一人いて、プログレ系の音楽が好きな人には「同一人物かと思った」というのはおなじみのネタでしょう。
 二人はユーリズミックス以前にツーリスト(The Tourists)というバンドのメンバーで、79年には3枚目のシングル「二人だけのデート(I Only Want to Be with You)」(ダスティ・スプリングフィールドやベイ・シティ・ローラーズのヒットで有名)のカヴァーが全英4位まで上がるヒットになっています。ツーリストは80年に3枚目のアルバム『地下室の灯』(Luminous Basement )を出した後解散、デイヴとアニーはユーリズミックスを結成しました。アニーは最高の女性ヴォーカリストとしてが高い評価を得ており、ルチアーノ・パヴァロッティとデュエットしたり、フレディ・マーキュリー追悼コンサートでは「アンダー・プレッシャー」でフレディのパートを歌うなどの活躍をしています。
 一時活動を停止していましたが、現在は再びユーリズミックスとしての活動を再開しています。

ユーリズミックスのオフィシャル・サイト[http://www.eurythmics.com/]

You TubeのオフィシャルPV はこちら











ナイト・イン・ニューヨーク / エルボウ・ボーンズ&ザ・ラケッティアーズ
エルボウ・ボーン


 1983年にリリースされたエルボウ・ボーンズ&ザ・ラケッティアーズ(Elbow Bones & The Racketeers)のアルバム『NEW YORK AT DAWN』のオープニング・ナンバー。粋なビッグ・バンド・スタイルのホーンに甘いヴォーカルが実に素敵な、華麗でノスタルジックな好ナンバー。このプロモーション・ヴィデオはドラマ仕立てになっていて、素晴らしい作品です。まさに気分は「Take Me For A Night In New York」。

 甘く艶やかなヴォーカルを聴かせるのは、ステファニー・フラー(Stephanie Fuller)。キッド・クレオール&ザ・ココナッツの『Wise Guy』に参加していた女性です。




 バンド・リーダーであるエルボウ・ボーンズという奇妙な名前の人物について、日本盤ライナーには「20年代を代表するロシア生まれのユダヤ人エンターティナー、アル・ジョルスンに憧れ」「大学で心理学を学ぶ」「卒業後ニューヨークのスタジオでエンジニアとして働く」というエピソードが紹介されています。アルバムの裏ジャケにはメンバーの写真も載っていますが、どうもこのバンドは架空のバンドで、キッド・クレオールことオーガスタ・ダーネルによる変名プロジェクトだったようです。

 うれしいことにアルバムがCD化されていますが、オープニング・ナンバーとして収録されているこの曲は残念ながら12インチヴァージョンではありません。12インチは、「何か始まりそう」な胸の高鳴りって感じのイントロのドラムがいい感じなんですけどね。いまYoutubeで見ることができるPVはいちばん最初の女性が男性に平手打ちをお見舞いするシーンがない....Hot Shot RecordsのPVでもカットされてます。
 ところで 田中美奈子という人の「秘密の夜にして」って曲ですが、作詞作曲のクレジットが「ナイト・イン・ニューヨーク」と同じ D. Clarkin-&R. Rogers になっています。もしかしてカヴァーでしょうか?

 はてなキーワードでは、キッド・クレオールの項目に「、「詐欺師くさいヴォーカル + 色っぽい姉御達 + ホーン隊 + ヘンなオジサン」というバンド形態は~米々CLUBが完パク(憧れゆえ、らしい…)。」とあります。 Racketeerとは「詐欺師」という意味ですね。

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 2012年にアメリカのHot Shot Recordsというレーベルが再発したエディションは、「ナイト・イン・ニューヨ-ク」のシングル・ヴァージョンと12インチ・ヴァージョンの2曲を含む計6曲のボーナス・トラックが収録されています。これはすばらしい。