洋楽パラダイス
私が中高校生時代に流行した洋楽の曲を振り返るブログです。80年代が中心で、大学時代に流行した曲もあります。本業は高校の世界史教師


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70~80年代の英国ロックを振り返る「英国ロックの深い森の入り口」というブログもやっています。本業は高校の世界史教師。



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パ-フェクト・ビート / ブロンスキ・ビート
hitthatperfectbeat.jpg


 85年に全英で3位まで上がったヒット曲で、原題は「HIT THAT PERFECT BEAT」。テクノ・ビートに乗った、ノリの良いハイエナジーなダンス・チューンで、大方の予想を裏切り(?)、ジミー・ソマーヴィル脱退によるバンドの危機を吹き飛ばすヒットとなりました。まさに「歌って踊れる」曲でしょう。なお、この曲のPVには2つのヴァージョンがあります。

 ブロンスキ・ビートというバンド名はメンバーの一人スティーヴ・ブロンスキの名前と、ドイツの作家ギュンター・グラスが1959年に発表した長篇小説『ブリキの太鼓(Die Blechtrommel)』に登場する人物ヤン・ブロンスキをかけたもの(スティーヴ・ブロンスキがバンドのリーダーだったということではない)。トレードマークの「ドラムを叩く人形」のイラストは、「ブリキの太鼓」の英語タイトル「he Tin Drum」からかもしれません。

 84年にデビューしたブロンスキ・ビートは、「スモール・タウン・ボーイ」(全英3位)「ホワイ?」(同6位)、「イット・エイン・ネササリー・ソー」(同16位)、「アイ・フォール・ラヴ」(同3位)と出すシングルすべてヒットし、一躍スターダムに上り詰めます。しかしビッグ・スターとしての状況に耐えられなくなったフロント・マンのヴォーカリスト、ジミー・ソマーヴィルは85年に失踪してしまいました。結局ジミーはブロンスキ・ビートに戻ることはなく、バンドは大きな危機に直面することになります。
 
 「ブロンスキ・ビート=ジミー・ソマーヴィル」と言っても過言ではなかったほどジミーの存在はバンドにとって大きく、当然ながら「これでブロンスキ・ビートも終わりだな」というのが大方の予想でした。残されたスティーヴ・ブロンスキとラリー・スタインバチェックの二人がジミーに替わって迎えたヴォーカリストがジョン・ジョンことジョン・フォスター。アルバム『トゥルースデア・ダブルデア』からは第2弾シングル「カモン、カモン」も20位まで上がりましたが、ジョンは翌87年にブロンスキ・ビートを去ってしましました。

 ジョン脱退後もバンドは存続し、ストロベリー・スウィッチブレイドのローズを迎えてレコーディングを行ったり、87年には国際エイズデーのライヴで、ジミー・ソマーヴィルが参加して一度きりの再結成をしています。

 その後はゲスト・ヴォーカリストを迎えて細々と活動していたようですが、94年にはジョン・フォスターが復帰し、ドイツのZYXから「スモールタウン・ボーイ'94」(リミックスやアコースティックなど5ヴァージョンを含む)をリリースしました。が、すぐにまた脱退、89年にブロンスキ・ビートのメンバーだったJonathan Hellyerを再度迎え、『Rainbow Nation』を同じくZYXからリリースしています。
 現在スティーヴはプロデューサーやミキサー、ラリーは舞台監督として活躍しています。

「スモールタウン・ボーイ'94」の各ヴァージョンは、ZXYのサイトで試聴できます。  http://www.zyx.de/
「ARTIST」の「B」から「BRONSKI BEAT」を選ぶと、「Smalltown Boy `94」が出てくるので、「Tracklisting」をクリックしてリストを開いてください。曲名横の「PLAY」をクリックすると、Real Palyerで再生されます。


 『英国ロックの深い森 1976ー1990』(ミュージック・マガジン)で、ブロンスキ・ビートが取り上げられていないのはおかしいと思ったのは私だけではないはず。悪い本ではなんですがね。内容が不正確・校正が甘い・取るに足らないアーティストが載ってるのに、取り上げられてしかるべきアーティストは乗っていない(自分の趣味でつくっている?)という点は否めません。












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