洋楽パラダイス
私が中高校生時代に流行した洋楽の曲を振り返るブログです。80年代が中心で、大学時代に流行した曲もあります。本業は高校の世界史教師


FC2カウンター



カレンダー

06 | 2017/07 | 08
- - - - - - 1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31 - - - - -



プロフィール

zep

Author:zep
70~80年代の英国ロックを振り返る「英国ロックの深い森の入り口」というブログもやっています。本業は高校の世界史教師。



最近のコメント



最近の記事



カテゴリー



つぶやき



ブログ内検索



RSSフィード



リンク

このブログをリンクに追加する



Google


キリエ / Mr.ミスター
DSCF2960.jpg


 Mr.ミスターの2ndアルバム『ウェルカム・トゥ・ア・リアル・ワールド』(85年)から、全米No.1となった「ブロウクン・ウィングス」に続く2枚目のシングル。この曲も86年3月に2週連続で1位を記録し、年間チャートでも9位にランクされています。前作「ブロウクン・ウィングス」が暗めの曲だったのに対し、明るいロック調のナンバーで、リチャード・ペイジのハイ・トーンのヴォーカルが冴える曲です。歌詞に出てくる「キリエ・エレイソン(Kyrie eleison)」とは、ギリシア語で「主よ、憐れみたまえ」の意味で、キリスト教会の典礼で用いられる重要な文言のひとつ。4分25秒のアルバム・ヴァージョンはフェード・アウトで終わりますが、4分18秒のシングル・エディットは、"Kýrie, eléison, down the road that I must travel"という歌詞が演奏なしで歌われて終わります。



 プロデューサーのポール・デヴィリアーズ(Paul De Villiers)は、イエスの『ビッグ・ジェネレーター』の制作途中でトレヴァー・ホーンが降板した後、プロデュースを引き継いだ人物。『ウェルカム・トゥ・ア・リアル・ワールド』全体を包む80年代エレクトロニクスの感覚は、彼の手によるものでしょう。AllMusicの『ビッグ・ジェネレーター』の項目では、デヴィリアーズ自身が興味深い内容を記しています。
http://www.allmusic.com/album/big-generator-mw0000197000/user-reviews


85年ニューヨークでのライヴ。


 「キリエ」日本盤シングルのライナーには、次のようなエピソードが紹介されています。
「あるインタビュー記事の中で、リチャード・ペイジがスタジオ・ミュージシャン時代に、モトリー・クルーやヴィレッジ・ピープルなど多くのグループのためにトラ(ヴォーカルの吹き替え)をやっていたことを話したところ、それ以来彼のもとには"もっとその手の話しを"というインタビュー依頼が殺到している。」
 以前「ブロウクン・ウィングス」で紹介した、「かつてボビー・キムボールの後任としてTOTOに、ピーター・セテラの後任としてシカゴにそれぞれ誘われた」というエピソードともども、彼の巧さを感じさせる話です。


リチャード・ペイジによる「キリエ」弾き語り(2011年)。


 リチャード・ペイジは、2010年から、元ビートルズのリンゴ・スターが率いるリンゴ・スター&ヒズ・オール・スター・バンドのメンバーとしてツアーに参加しています。2013年にオーストラリアのメルボルンで行われたステージでは、元Mr.ミスターのドラマーで、キング・クリムゾンのメンバーでもあるパット・マステロットが、ビートルズ・ナンバー「ウィズ・ア・リトル・ヘルプ・フロム・マイ・フレンド」の演奏に参加しています。


リンゴ・スター&ヒズ・オール・スター・バンドでの「キリエ」。



リチャード・ペイジのインタビュー(2014年)
http://www.museonmuse.jp/?p=5254


スポンサーサイト


この記事に対するコメント

この記事に対するコメントの投稿














管理者にだけ表示を許可する


この記事に対するトラックバック
トラックバックURL
http://e9913110.blog41.fc2.com/tb.php/453-1e134636
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)