洋楽パラダイス
私が中高校生時代に流行した洋楽の曲を振り返るブログです。80年代が中心で、大学時代に流行した曲もあります。本業は高校の世界史教師


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70~80年代の英国ロックを振り返る「英国ロックの深い森の入り口」というブログもやっています。本業は高校の世界史教師。



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ビリーヴ・イン・ラヴ / ヒューイ・ルイス&ザ・ニュース
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 今年(2017年)11月に来日公演を行うヒューイ・ルイス&ザ・ニュース。彼らの最初の全米トップ10ヒットが、この「ビリーヴイ・イン・ラヴ(原題:Do You Believe in Love)」。彼らの2枚目のアルバム『ベイ・エリアの風(原題:アンティーク フランス 手描き バラ ポストカード)』(1982年)からのファースト・シングルで、同年4月17日~5月1日まで3週連続7位という記録を残しています。この曲が上に上がりきれなかったのは、同時期に元ランナウェイズのジョーン・ジェット&ザ・ブラックハーツの「アイ・ラヴ・ロックン・ロール」(7週連続1位)をはじめ、Jガイルズ・バンドやゴーゴーズ、果てはヒューマン・リーグといった英国勢まで強敵が目白押しだったいう不運な時期にあたってしまったからです。



 曲は大変素晴らしく、ヒューイのハスキーボイスと爽やかなハーモニーのコーラス、そして明るくキャッチーなメロディの組み合わせは、まさに「ベイ・エリアの風」。日本版ウィキペディアの「ヒュー・ルイス&ザ・ニュース」の項目にある説明「骨太のロックンロールを基盤に、ヒューイのハスキーボイスと爽やかなハーモニーを特徴とするキャッチーなサウンドは、まさに1980年代のアメリカのポジティブなイメージをそのまま音楽で表した存在と言っても過言ではない。」という一文は、おそらくこの曲をイメージした記述でしょう。
 当時アルバム『ベイ・エリアの風』の日本盤は米盤と異なるジャケットで、鈴木英人氏(雑誌『FM STATION』の表紙を手がけていたイラストレーター)によるヒューイ・ルイスの顔のイラストが使われており、このシングル盤にもアルバムと同じイラストが使用されています。『FM STATION』付録のカセットレーベルを使っていた世代にとっては、当時「これ以上ない」ほどの絶妙の組み合わせでした。
 
 この曲のコンポーザー・クレジットは、当時売れっ子プロデューサーだったロバート・ラング(Robert John "Mutt" Lange)です。彼はAC/DCの『バック・イン・ブラック』やフォリナーの『4』、カーズの『ハートビート・シティ』、デフ・レパードの一連のアルバムなどを手がけたプロデューサーですが、ヒューイ・ルイス同様に下積みが長く、70年代から活動しており、ヒューイ・ルイス&ザ・ニュースの前身バンド、クローヴァー(Clover)の作品のうち2枚(76年の『Unavailable』と77年の『Love On The Wire』)は、ロバート・ラングが手がけています。この「ビリーヴ・イン・ラヴ」が7位だった5月1日に10位だったのが、トミー・ツートーンの「867-5309/jenny」(最高位全米4位)ですが、この曲のコンポーザーであるアレックス・コール(Alex Call)もクローヴァーのメンバーでした。その関係でアレックスは、ヒューイ・ルイス&ニュースにシングル「パーフェクト・ワールド」(88年)を提供しています。その他TOTOのジェフ・ポーカロもクローヴァーのメンバーでした。クローヴァーは、70年代後半にシン・リジィのヨーロッパ・ツアーの前座をつとめたことがり、シン・リジーの故フィル・ライノットには多くの教えを受けたようです。『ベイ・エリアの風』に収録されている「5時半からのデート(Giving It All Up for Love)」は、フィル・ライノットの曲。

 もともとこの「ビリーヴ・イン・ラヴ」は、「We Both Believe In Love」というタイトルで、ロバート・ラングがイギリスのバンド、スーパーチャージ(Supercharge)のために書いた曲です。オリジナルはスパーチャージのアルバム『Body Rhythm』(79年)に収録されており、ロバート自身がヴォーカルを担当しています



 1950年生まれのヒューイ・ルイスは今年67歳!父親はアイルランド系で母親はポーランド出身。 そういった出自を想うと、彼の音に感じられる優しさと哀愁、そしてすべてを明るくぶっ飛ばすような感じが混じり合ったような雰囲気もなんとなく理解できるような気がします。これからも元気で活躍して欲しいものです。

http://www.hueylewisandthenews.com/



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