洋楽パラダイス
私が中高校生時代に流行した洋楽の曲を振り返るブログです。80年代が中心で、大学時代に流行した曲もあります。本業は高校の世界史教師


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70~80年代の英国ロックを振り返る「英国ロックの深い森の入り口」というブログもやっています。本業は高校の世界史教師。



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フェイド・トゥ・グレイ / ヴィサージ
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  80年にリリースされた、エレポップ/ニュー・ロマンティック(ニューロマ)を代表する1曲がこの「Fade To Grey」。エレクトリックな無機質さと退廃的な雰囲気が同居した中に、哀愁も漂う好ナンバーです。この頃がリリースされた頃は、チューブウェイ・アーミー(ゲイリー・ニューマン)もブレイクした時期で、ゲイリーとヴィサージの音楽性には共通するものが感じられますが、このユニットのメンバーであるビリー・カーリー(key)はゲイリーの全英ツアーに同行しています。盤面のコンポーザー・クレジットが、「Currie / Payne / Ure」となっているところからみると、音楽的なリーダーは元リッチ・キッズ(セックス・ピストルズを脱退したグレン・マトロックのバンド)のミッジ・ユーロと、当時ウルトラヴォックスのビーリー・カーリーが担っていたものと思われます。ちなみにB面「ステップス」のクレジットは「Strange / Ure / Currie / McGeoch」となっています。
 ヴィサージ(Visage)の中心は、クラブでDJをしていたスティーヴ・ストレンジことスティーヴ・ハーリントンと、ミッジ・ユーロの二人で、この2人にビリー・カーリー(ウルトラヴォックス)とマガジンの3人(デイヴ・フォーミューラ、ジョン・マクガフ、バリー・アダムソン)が加わっています。またプログラマーとして、後にランドスケイプで「アインシュタイン A-GO GO」のヒットを飛ばすリチャード・バージェスが参加していたのも有名な話。なおマガジン解散後、ジョン・マクガフはスージー&ザ・バンシーズに、バリー・アダムソンはニック・ケイヴのバッド・シーズに参加します。ヴィジュアル面を強調したスティーヴの戦略は見事に大当たりし、カルチャー・クラブらのフォロワーを生みました。日本では『ミュージック・ライフ』で「スティーヴ・ストレンジの顔デザイン・コンテスト」が実施されたほどです(笑)。まあ確かにVisageってフランス語で「顔」ってイミではありますが。
 中心メンバーの一人ミッジ・ユーロはその後、故フィル・ライノット率いるシン・リジィのサポート・メンバーとして来日したこともありますが(『ミュージック・ライフ』のフォト・セッションでは、日本刀を構えたフィルやバラの花を持ったスコット・ゴーハムの写真に比べて、彼の写真は異常に小さかった.....小道具もなかったし)、有名なのはジョン・フォックス脱退後のウルトラヴォックスに加入、「ニュー・ヨーロピアンズ」「ヴィエナ」等のヒットを放ったことでしょう。ミッジ参加後のウルトラヴォックスは、ジョン・フオックス時代のパンキッシュなテクノとは異なり、ニューロマの一つに数えられますが、彼のウルトラヴォックス参加は、このヴィサージでビリー・カーリーと知り合ったことによるものです。
 ※ミュージック・マガジン社の『英国ロックの深い森1976-1990』のVisageの項目では、「ゲイリー・ニューマン→ギャリー・ニューマン」「ミッジ・ユーロ→ミッジ・ユア」「ジョン・マクガフ→ジョン・マッゲオ」という原語発音により近い表記になっていますが、慣用的な表記にしました。




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ニュー・ヨーロピアンズ / ウルトラヴォックス

 メンバーチェンジを機にメジャーへと踊り出たウルトラヴォックス80年のヒット曲。それまでアグレッシヴなエレクトロ・ミュージックを演奏していたウルトラヴォックスは、やや難解 洋楽パラダイス【2006/04/08 14:47】